2021-12-01 世界的視野を持てないままの政府、雨の中の小鳥たち
22:06
在仏日本大使館から外国人のビザの効力の一時停止についての知らせがくる。
ビザの効力の停止
12月2日午前0時(日本時間)以降、全ての国・地域で発給されたビザ(※以下3種類を除く)の効力を一時的に停止していますので、同ビザを所持していたとしても日本への入国は認められません。
日本人の配偶者として発給された短期滞在ビザ(ビザのカテゴリー:(V)AS TEMPORARY VISITER)も無効となりますので、同ビザを利用しての入国も認められません。
※ただし、以下3種類のビザは引き続き有効であり、入国の対象となります。
・日本人の配偶者等(ビザのカテゴリー:(S)AS SPOUSE, CHILD OF JAPANESE)
・永住者の配偶者等((S)AS SPOUSE OF PERMANENT RESIDENT)
・外交((D)AS DIPLOMAT)
これが届いたのはフランス時間で12月1日の17:22、つまり停止執行開始時間(日本時間で12月2日の午前0時)を過ぎている。
こんな重大なことを、猶予期間もなく、世論を問うこともなく、事後通達のようなかたちで執行していいのだろうか。
新しい変異株がどれほど危険なのかわからないし、勿論わからないからこそ対策は打っておかねばならないだろうが、多くの人の権利を犠牲にすることがどれほど考慮されているんだろう。天秤にかけたときに、ほんとうに釣り合いがとれるとは思えないけれど…。エボラ出血熱のような緊急性や致死率の高い病じゃあるまいし。…もちろん変異株がどれほど危険なのかはわからない。でも少なくともまだよく分からない今の段階で、多くの人生を変えるかもしれないような措置を早急に下す、そのこと自体は批判されるべきだと思う。
それに何故ふたたび「外国人」限定なのだ…。どんな人だって変異株を運ぶ可能性は当然あるのだから等しく対策をとるべきで、日本国籍を持っているひとにはこういう思い切った対策が取れないというのならば何故外国人に対してはそれができるのかを問うべきだろう。
こんな風に世論に問われることもなくこういう決定がなされるということに、国民はもっと怒るべきだ。「私には関係ない」「外国人のせいで日本に病気が持ち込まれるのはやっぱり困る」と大した反発も起きないだろうと政府に舐められているんだから。
世界的な視野が日本の政府から失われて久しいけれど、こんなことを続けていたら世界からどんどん信用を失うだけだ。
…それより、そんなものよりもっと大事なものを守っているのか。
14:53
天気雨が降って、やんだ。
雨のあいだも小鳥たちはどうしているのかなと気になってしばらく観察していたのだけれど、かまわず元気に飛び交っていた。
どうやら庭の木と隣の家の屋根裏のあいだを行き来しているみたい。あの家には猫が3匹いるのに大胆だな。
アドベント日記企画、「企画」と書いたけれどなにも「企画」ではありゃしない。誰だって使う可能性のあるハッシュタグなので、その気軽さのうえでいろんな楽しみ方をしてもらえたらいいな。 今朝はオートミールとバナナを潰したものをクッキーみたいに焼いてみたけれど、やっぱり油分がないとカリッとならないし、甘みも足りない。次回はココナッツオイルと黒糖を混ぜよう。